ビョークの関連情報のまとめ。小ネタのトリビア、家族一覧のファミリー、特色あるライブ、こだわりのフォントやシンボル、レアな特殊楽器、歴代のMV監督、最多演奏曲のランキング。
トリビア
● ビョークという名前は、「樺の木」(birch)という意味です。
● アイスランドにはファミリーネーム(名字)が無いですが、代わりに、-son(〜の息子)や-dóttir(〜の娘)という接尾辞を親の名前にくっつけて、ラストネームが作られます。ビョークのラストネームのグズムンズドッティル(Guðmundsdóttir)は、「Guðmundur(父の名前)の娘」という意味です。
● ビョークの身長は、163cmです。
● ビョークの左腕には、アイスランドに伝わる魔術的な印章のタトゥーがあります。Vegvísir(=way-guide、困難な天候になっても道を見つけらる)という印です。ちなみに、ヴァイキングのシンボルという説もありますが、証拠は無く、ヴァイキング時代から数百年後に編纂された魔術書に掲載された印だそうです。
● アイスランドにある孤島の一軒家はビョークの家(別荘)という情報がネットで流通してますが、デマです。実際は狩猟用の小屋で、ビョーク本人がこの建物に言及したことはありません。確かにビョークっぽい(笑)ですが。
● 過去に、ストーカーの狂信的男性ファン(Ricardo López)が、爆発物をビョークに郵送して未遂に終わり、自殺するという事件がありました。この件後、傷ついた心情を曲にした「So Broken」ができました。シングル「Jóga」や日本版「Homogenic」に収録されています。ちなみに、この曲の最後に出てくる男の声が、「あんまり騒ぐな!分かったな?」と聞こえる空耳ネタがあります。
● 「Homogenic」の当初のタイトルは、「Homogeneous」(ホモジニアス)だったそうです。少し短く変形して、意味はそのままで、現タイトルになりました。
● 「Vespertine」の当初のタイトルは、「Domestika」(ドメスティカ)だったそうです。家庭内(domestic)の物音を取り入れた音楽にする予定だったとか。シングル「Pagan Poetry」に、「Domestica」という曲が収録されています。
● 「Medúlla」の当初のタイトルは、「Ink」(インク)だったそうです。古代から人類の体内に流れる黒い血液をイメージしたそうです。
● 「Volta」という単語は、電池の発明家の他に、アフリカのガーナにあるヴォルタ川やヴォルタ湖、中世ヨーロッパに存在したヴォルタという踊りもあり、それらも含めてタイトルに決めたそうです。その他のタイトル候補は、「Earth Intruders」の歌詞にあるvoodooやvoltageもありました。
● 「Vulnicura」には、もう1つジャケット写真があります。のけぞったビョークの胸の傷から紫色の液体が流れる、おどろおどろしいデザインです。Deluxe Editionのカバーとして使われ、「Family」のMVにもなりました。
● VR展「Björk Digital」は、日本では日本科学未来館で開催され、特別イベントとして、360度VRのライブ映像が生配信されました。3Dプリンターで製作したマスクを被ったビョークが、「Quicksand」を歌っています。(→アーカイブ)
● 「Fossora」の発売前に、「Sonic Symbolism」(ソニック・シンボリズム)というPodcastが配信されました。ビョークが過去のアルバムを解説しています。ビョーク曰く、アルバム・ジャケットはタロットカードみたいなもので、その絵は音楽をビジュアル化したもの(=音の象徴)だそうです。
● グラミー賞の最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞に、ビョークは「Post」から「Fossora」までの全アルバムがノミネートされています。合計9回の最多ノミネート記録です。
● アイフルのCMで、大地真央が、派手な着物を着た「フォトジェニック女将」になりました。ビョークのホモジェニックのパロディです。
● ビョーク出演のマイナーな映像作品を紹介します。下記以外の出演映画については、「ギャラリー」のページを参照して下さい。
○ 「Glerbrot」(1988年)は、アイスランドの短編テレビ映画です。英題は「Broken Glass」。主人公のマリアを演じています。
○ 「Anna and the Moods」(2006年)は、アイスランドの短編アニメ映画です。主人公のアンナを演じています。珍しい声優仕事です。
○ 「Fungi: Web of Life」(2023年)は、キノコに関する短編ドキュメンタリー映画です。ビョークがナレーションを担当しています。
● マニアックな数量限定セットを紹介します。生半可なファンでは手を出せない、玄人向きのアイテムです。
○ 「Biophilia」のUltimate Editionは、10種類のカラフルな音叉が付いてます。
○ 「Vulnicura Live」のLuxury Editionは、マスク(3Dポリゴンで簡易再現)が付いてます。
○ 「Utopia」のBird Call Boxsetは、14種類の鳥笛が付いてます。
○ 「Fossora」のDeluxe Boxsetは、フォソーラ柄のスカーフが付いてます。
● このサイトで言及しきれなかったビョークのコラボレーターを、まとめて紹介します。
○ ネリー・フーパー(Nellee Hooper、英人男性)は、主に「Debut」と「Post」のプロデュースに関わっています。
○ マーク・ベル(Mark Bell、英人男性)は、主に「Homogenic」と「Selmasongs」のプロデュースに関わっています。「Declare Independece」のMVにも出演し、ビョークの後方斜め上にいます。
○ マトモス(Matmos、米人男性2人組)は、「Vespertine」のプロデュースに関わっています。
○ ティンバランド(Timbaland、米人男性)は、「Volta」のプロデュースに関わっています。
○ ワン・リトル・インディアン・レコード(One Little Indian Records)は、1985年にイギリスで設立された音楽レーベルです。シュガーキューブス時代から、ビョークの曲を出版しています。略してOLIで、のちにIはインディペンデント(Independent)に変更されました。
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ファミリー
ビョークの家族のまとめです。家族が曲のモチーフになることもあります。例えば、母に関する歌だと「Quicksand」や「Ancestress」、弟を叱りつける「Army of Me」、離婚した夫(2番目)への恨み節「Black Lake」や「Sue Me」、息子に宛てた「My Juvenile」、娘を描いた「I See Who You Are」や「Her Mother's House」などです。
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ビョークの母親(Hildur Rúna Hauksdóttir)。夫とは離婚して、ミュージシャンの男性と再婚しています。若い頃はヒッピーで、その後、環境保護の活動家になりました。工場建設反対のためにハンガーストライキを決行するなどしています。ビョークも環境保護に熱心なので、母親譲りです。
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【左】
ビョークの父親(Guðmundur Gunnarsson)。電気関係の仕事をしていて、音楽はやってません。 【右】
ビョークの継父(Sævar Árnason)。母の再婚相手のギタリストで、子供の頃の「Björk」の製作に関わりました。 |
【左】
ビョークの妹(Inga Hrönn Guðmundsdóttir)。Megasのアルバム「Loftmynd」に、姉のビョークと一緒に出演。 【右】
ビョークの弟(Arnar Sævarsson)。継父の息子なので、異父兄弟です。 |
【左】
ビョークの1番目の夫(Þór Eldon Jónsson)。息子はシンドリ。ビョークと一緒に活動していたバンド仲間です。 【右】
ビョークの2番目の夫(Matthew Barney)。娘はイザドラ。彼との離婚は、「Vulnicura」と「Utopia」で曲の題材になりました。 |
ビョークの息子(Sindri Eldon Þorsson)。過去に、タイの空港で、失礼な事を言うレポーターにビョークがキレて、つかみかかる場面がテレビ放映されました。息子に「騒ぎを起こしてごめんね」と謝ったところ、息子は「まずカメラマンからやらないと」とアドバイスしたそうです。現在は、ロン毛と髭面のミュージシャンになっています。
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ビョークの娘(Ísadóra Bjarkardóttir Barney)。ミドルネームは、「ビョークの娘」という意味です。「Vulnicura」の背景になった離婚では、イザドラの親権争いで裁判になりました。現在は、ドア(Doa)という芸名でモデルや役者をやっています。
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ライブ
ビョークは、アルバム毎にライブツアーを行なっています。「Debut」、「Post」、「Homogenic」のライブツアーは、普通のステージで歌う、一般的なスタイルでした。その後、ライブ毎に様々な趣向が凝らされていくことになります。このコーナーでは、それぞれの特色を紹介します。
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「Vespertine」のライブツアーは、グリーンランド人の女性合唱団が参加しています。民族衣装が特徴的です。その他、マトモスと、アメリカ人女性ハープ奏者のジーナ・パーキンス(Zeena Parkins)も、演奏でいます。背景では、ドイツ人学者のエルンスト・ヘッケル(Ernst Haeckel)による生物のイラストが使われました。
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「Greatest Hits」のライブツアーは、アイスランド人の弦楽器隊が参加しています。このグループは、「Homogenic」のライブツアーにも参加してました。その他、マトモスとジーナ・パーキンスも、「Vespertine」ライブから続投です。ステージ上で噴き上がる炎の演出が、「Greatest Hits」ライブの特徴になっています。
「Medúlla」のライブツアーは、曲の再現が難しいという理由で、開催されませんでした。以降、映画「拘束のドローイング9」などでライブが無い期間が続き、溜まった欲求不満のエネルギーが「Volta」の土台になります。
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「Volta」のライブツアーは、アイスランド人の女性ブラスバンド(Wonderbrass)が参加しています。10人組で、カラフルな衣装を着て、背中に旗付きです。その他、マーク・ベルも演奏でいます。マークは、「Homogenic」のライブツアーにも参加してました。ちなみに、「Volta」ライブでは、ビョークが両手から蜘蛛の糸を飛ばす演出があります。恐らく能楽の土蜘蛛を見て影響を受けたのでしょう。
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「Biophilia」のライブツアーは、アイスランド人の女性合唱団(Graduale Nobili)が参加しています。青色と金色の衣装で、人数が結構多いです。円形劇場のように観客に囲まれる丸い舞台も、「Biophilia」ライブの特徴になっています。上部には、映像を映すディスプレイが円状に並べられています。
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「Vulnicura」のライブツアーは、アメリカのオーケストラ(Alarm Will Sound)が参加しています。ビョークの背後で、横並びで弦楽器を奏でるスタイルです。その他、アルカも演奏でいます。
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「Utopia」のライブツアーは、アイスランド人の女性フルート隊(Viibra)が参加しています。7人組で、ファンタジックな衣装を着て、ヘッドピースも付けてます。ちなみに、「Utopia」ライブは、途中から、「豊穣の角」を意味する「Cornucopia」(コーニュコピア)に進化しました。セット、演出、映像がパワーアップし、よりイリュージョンな舞台になっています。
「Fossora」のライブツアーは、単独では開催されず、「Cornucopia」に組み込まれました。「Atopos」などのMVに出ていた6人組のアイスランド人のクラリネット隊(Murmuri)は、残念ながら参加していません。
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「Cornucopia」と同時進行で、アンプラグドで質素なライブツアー「Orchestral」(オーケストラル)も開催されました。派手と地味の2本立てです。オーケストラの指揮は、アイスランド人の男性指揮者(Bjarni Frímann Bjarnason)が務めています。ビョークほどではないですが、衣装も個性的です。
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あまり知られてませんが、00年代以降、ビョークはDJイベントを時々やっていて、DJとしての側面もあります。自身の音楽コレクションから選出し、メジャーな曲から世界のマニアックな曲まで織り交ぜて、観客を踊らせています。ビョーク本人もノリノリです。VR展「Björk Digital」は、DJイベントがセットになってました。日本開催の時は、最初の1時間に日本の民謡や盆踊りを流し続けたため、客が困惑&フリーズしたそうです。
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フォント
ビョークは、アルバム毎にフォントにも特徴があります。このコーナーでは、ビョークの代表的なフォントを、時系列で並べて紹介しています。凝りすぎて難読になることもあって面白いです。ちなみに、左の画像は、FOSSORAと書いてあります。フォントを含めたデザイン製作は、シュガーキューブスから「Selmasongs」までは、デザイン会社のミー・カンパニー(Me Company)が担当しています。「Vespertine」以降は、フランス人男性2人組のエムエムパリス(M/M(Paris))が担当しています。
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【左】
「Björk」の、端が伸びたフォント。 【右】
「Gling-Gló」の、上下太め+中央細めのフォント。 |
【左】
90年代に、トレードマークになっていたフォント。 【右】
「Debut」の、液体金属みたいなフォント。 |
【左】
「Post」の、標準的で普通なフォント。 【右】
「Homogenic」の、シンプルでスリムなフォント。 |
【左】
「Selmasongs」の、小さい円の集合体フォント。 【右】
「Vespertine」の、筆記体みたいな細字フォント。 |
【左】
「Greatest Hits」の、厚みがある太字フォント。 【右】
「Medúlla」の、リンパ節みたいな膨らみがあるフォント。 |
【左】
「Drawing Restraint 9」の、装飾的な斜体フォント。 【右】
「Volta」の、二色のパーツを連結したフォント。 |
【左】
「Voltaïc」の、炎マークがワンポイントのフォント。 【右】
「Biophilia」の、音符みたいな記号的フォント。 |
【左】
「Vulnicura」の、糸みたいな曲線的フォント。 【右】
MoMAのビョーク回顧展(2015年)の、直筆サイン。 |
【左】
VR展「Björk Digital」の、抽象的フォント。 【右】
「Utopia」やライブ「Cornucopia」の、丸みがあるフォント。 |
【左】
ライブ「Orchestral」の、手書きみたいな縦長フォント。 【右】
「Fossora」の、菌類みたいな特殊形フォント。 |
シンボル
ロゴ、アイコン、トレードマークなど色々な言い方がありますが、このコーナーでは、シンボルという単語で統一します。ビョーク作品のシンボルの特集です。アルバムや一部のシングルにあり、どれもデザインが工夫されています。フォントのデザインとも関連しているので、フォント集と一緒にお楽しみ下さい。
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【左】
「Debut」のシンボル。楕円で囲まれたbで、星付きです。 【右】
「Post」のシンボル。星無しです。 |
【左】
「Homogenic」のシンボル。曲線アレンジです。 【右】
「All Is Full of Love」のシンボル。MVに出てくるマークです。 |
【左】
「Selmasongs」のシンボル。小さい円で構成された星です。 【右】
「Vespertine」のシンボル。モノトーンなアヒルです。 |
【左】
「Greatest Hits」のシンボル。植物と生物みたいなイラストです。 【右】
「Triumph of a Heart」のシンボル。イチョウみたいなハートです。 |
【左】
「Drawing Restraint 9」のシンボル。9の形をした刃物です。 【右】
「Volta」のシンボル。骨みたいな、フォントの連結部品です。 |
【左】
「Voltaïc」のシンボル。フラクタルな炎です。 【右】
「Biophilia」のシンボル。色々な鉱石を並べています。 |
【左】
「Vulnicura」のシンボル。黄色+紫色のヒモがループして繋がってます。 【右】
「Utopia」のシンボル。花びらや羽毛がふんわり集まってBになります。 |
【左】
「Fossora」のシンボル。菌糸やキノコがみっしり集まってBになります。 【右】
おまけ。ビョークのタトゥーになった印章です。 |
特殊楽器
ビョークは、一般的な楽器以外にも、特別な楽器を採用することがあります。例えば、左の写真のオルゴール(Music Box)は、「Vespertine」のために特注で作られました。アルバムのイメージに基づいて、木箱ではなく、凍った感じの透明ケースになっています。このコーナーでは、過去に使用されたこだわりの特殊楽器を紹介します。
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リアクタブル(Reactable)
「Volta」のライブで導入されました。タッチパネル式の特殊楽器です。円形のタッチパネル・テーブルに、操作用のオブジェクトを置いたり動かしたりして、演奏します。先進的なデジタル装置なので、SFっぽいユニークな見た目です。リアクタブルやiPad発売(2010年)が、「Biophilia」のAppアルバムのアイディアにつながっていきます。 |
テスラコイル(Tesla Coil)
「Biophilia」で導入されました。ニコラ・テスラが発明した放電装置です。楽器ではないですが、雷がテーマの曲で大胆に使われました。目に見える電気が発生するので、ライブでも目立ちます。 |
ガムレスト(Gameleste)
「Biophilia」のために製作された創作楽器です。インドネシアのガムラン(Gamelan)的な鉄琴を、チェレスタ(Celesta)というピアノみたいな楽器に組み込んだハイブリッド装置です。この2つの名前を合わせて、ガムレストという名前になりました。プログラミングで自動演奏もできます。 |
シャープシコード(Sharpsichord)
「Biophilia」で導入されました。写真中央にいるヘンリー・ダグ(Henry Dagg)が発明した特殊楽器です。オルゴール+ハープみたいな構造で、上には太陽光パネルが付いています。別名、ピンバレル・ハープ(Pin-Barrel Harp)。世界で唯一の装置で、大きさと重さもかなりあるので、運ぶのが大変でしょう。 |
重力ハープ(Gravity Harp)
「Biophilia」のために製作された創作楽器です。2本の振り子が付いた装置で、2基セットです。人間の身長を優に超える高さがあり、ビョークの楽器史上、一番でかいでしょう。振り子の先の斜めに切られた円筒部分にハープの弦があり、真横から伸びている棒が、弦を鳴らします。振り子は、揺れるだけじゃなくて、制御されて自転し、弦を変更します。 |
サークル・フルート(Circle Flute)
ライブ「Cornucopia」のために製作された創作楽器です。4つのフルートが、円状に繋がっています。4人で演奏して、円環の中央でビョークが歌うので、ステージ映えします。ちなみに、「Cornucopia」では、水と、水に浮かべた木のボウルも、演奏で使われました。その他では、リバーブ・チェンバー(Reverb Chamber)という小部屋も製作され、ステージ上に設置されました。中で歌うと歌声が残響します。 |
おまけで、その他の珍しい楽器を紹介。
笙(Shō)
日本の古典楽器。「Drawing Restraint 9」の「Pearl」、「Shimenawa」、「Antarctic Return」で使用。 カリンバ(Kalimba)
アフリカの民族楽器。「Volta」の「Earth Intruders」で使用。 琵琶(Pipa)
中国の古典楽器。「Volta」の「I See Who You Are」で使用。 コラ(Kora)
西アフリカの古典楽器。「Volta」の「Hope」で使用。 |
MV監督
ミュージックビデオの監督の一覧(曲順)です。出身は、イギリス、フランス、アメリカが多く、ビョークの独特な世界観を様々なスタイルで描いています。ちなみに、YouTubeには、ファンメイドの非公式なMV(悪い言い方をすると偽MV)があるので、ご注意下さい。このサイトで紹介しているのが、公式のMVです。
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「Human Behaviour」
ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry) 「Venus as a Boy」
ソフィー・ミュラー(Sophie Muller) |
「Big Time Sensuality」
ステファン・セドゥナウィ(Stéphane Sednaoui) 「Violently Happy」
ジャン・バプティスト・モンディーノ(Jean-Baptiste Mondino) |
「Play Dead」
ダニー・キャノン(Danny Cannon) 「Army of Me」
ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry) |
「Hyperballad」
ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry) 「It's Oh So Quiet」
スパイク・ジョーンズ(Spike Jonze) |
「Isobel」
ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry) 「Possibly Maybe」
ステファン・セドゥナウィ(Stéphane Sednaoui) |
「I Miss You」
ジョン・クリクファルシ(John Kricfalusi) 「Hunter」
ポール・ホワイト(Paul White) |
「Jóga」
ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry) 「Unravel」
リン・フォックス(Lynn Fox) |
「Bachelorette」
ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry) 「Alarm Call」
アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen) |
「Pluto」
リン・フォックス(Lynn Fox) 「All Is Full of Love」
クリス・カニンガム(Chris Cunningham) |
「Nature Is Ancient」
リン・フォックス(Lynn Fox) 「Hidden Place」
イネス&ヴィノード(Inez & Vinoodh) |
「Cocoon」
石岡瑛子(Eiko Ishioka) 「Pagan Poetry」
ニック・ナイト(Nick Knight) |
「It's in Our Hands」
スパイク・ジョーンズ(Spike Jonze) 「Nameless」
リン・フォックス(Lynn Fox) |
「Where Is the Line」
ガブリエラ・フリドリクスドッティル(Gabríela Friðriksdóttir) 「Who Is It」
ドーン・シャドフォース(Dawn Shadforth) |
「Desired Constellation」
リン・フォックス(Lynn Fox) 「Oceania」
リン・フォックス(Lynn Fox) |
「Triumph of a Heart」
スパイク・ジョーンズ(Spike Jonze) 「Earth Intruders」
ミシェル・オスロ(Michel Ocelot) |
「Wanderlust」
イザイア・サクソン(Isaiah Saxon)、ショーン・ヘルフリッツ(Sean Hellfritsch) 「The Dull Flame of Desire」(第1幕)
もがりまさひろ(Masahiro Mogari) |
「The Dull Flame of Desire」(第2幕)
マーシャル・クベルタ・ジュンカ(Marçal Cuberta Juncà) 「The Dull Flame of Desire」(第3幕)
クリストフ・ジャントス(Christoph Jantos) |
「Innocence」
フレッド&アナベル(Fred & Annabelle) 「Declare Independence」
ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry) |
「Trance」
ニック・ナイト(Nick Knight) 「The Comet Song」
マリア・リンドバーグ(Maria Lindberg) |
「Moon」
イネス&ヴィノード(Inez & Vinoodh) 「Crystalline」
ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry) |
「Hollow」
ドリュー・ベリー(Drew Berry) 「Mutual Core」
アンドリュー・トーマス・ホワン(Andrew Thomas Huang) |
「Stonemilker」
アンドリュー・トーマス・ホワン(Andrew Thomas Huang) 「Lionsong」
イネス&ヴィノード(Inez & Vinoodh) |
「Black Lake」
アンドリュー・トーマス・ホワン(Andrew Thomas Huang) 「Family」
アンドリュー・トーマス・ホワン(Andrew Thomas Huang) |
「Family」(VR)
アンドリュー・トーマス・ホワン(Andrew Thomas Huang) 「Notget」
ウォーレン・デュ・プリーズ&ニック・ソーントン・ジョーンズ(Warren Du Preez & Nick Thornton Jones) |
「Noteget」(VR)
ウォーレン・デュ・プリーズ&ニック・ソーントン・ジョーンズ(Warren Du Preez & Nick Thornton Jones) 「Mouth Mantra」
ジェシー・カンダ(Jesse Kanda) |
「Arisen My Senses」
ジェシー・カンダ(Jesse Kanda) 「Blissing Me」
ティム・ウォーカー(Tim Walker)、エマ・ダルゼル(Emma Dalzell) |
「The Gate」
アンドリュー・トーマス・ホワン(Andrew Thomas Huang) 「Utopia」
ウォーレン・デュ・プリーズ&ニック・ソーントン・ジョーンズ(Warren Du Preez & Nick Thornton Jones) |
「Body Memory」
トビアス・グレムラー(Tobias Gremmler) 「Losss」
トビアス・グレムラー(Tobias Gremmler) |
「Tabula Rasa」
トビアス・グレムラー(Tobias Gremmler) 「Atopos」
ヴィダー・ロギ(Vidar Logi) |
「Ovule」
ニック・ナイト(Nick Knight) 「Sorrowful Soil」
ヴィダー・ロギ(Vidar Logi) |
「Ancestress」
アンドリュー・トーマス・ホワン(Andrew Thomas Huang) 「Victimhood」
ピエール・アラン・ジロー(Pierre-Alain Giraud)、ガブリエラ・フリドリクスドッティル(Gabríela Friðriksdóttir) |
「Fossora」
ヴィダー・ロギ(Vidar Logi) 「Oral」
カルロタ・ゲレーロ(Carlota Guerrero) |
ランキング
アルバム毎に、ビョークがこれまで開催したライブで最も多く演奏された曲を、トップ3形式で発表します。コラム感覚のランキング記事です。思わぬ曲がランクインしたりしていて、なかなか興味深いです。(1993年から2023年までのライブのセットリストに登場した回数を集計しています)
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Debut 1位、Venus as a Boy 2位、Human Behaviour 3位、The Anchor Song |
1位・2位は想定の範囲内ですが、3位の「The Anchor Song」が意外でした。色んなライブで割と満遍なく歌われた結果、合計数が多くなったようです。シンプルな曲なので、どのライブにも無難に合うのでしょう。
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Post 1位、Hyperballad 2位、Isobel 3位、Army of Me |
1位の「Hyperballad」は、ビョークの代表曲なので当然の結果です。全アルバムの全曲の中でも、1位は「Hyperballad」になります。ちなみに、2位の「Isobel」のイゾベルは、森で生まれた架空の少女の名前で、Isolation(孤独)が由来だそうです。
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Homogenic 1位、Jóga 2位、Hunter 3位、Pluto |
1位の「Jóga」はビョークの代表曲なので分かりますが、「Bachelorette」や「All Is Full of Love」を押しのけて「Hunter」がランクインしているのが意外です。「Pluto」は、ライブの締めで、盛り上がる曲としてよく歌われる印象です。
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Selmasongs 1位、I've Seen It All 2位、Overture 3位、Scatterheart |
傾向として、「I've Seen It All」以外の曲は、歌われることがほとんどありません。2位の「Overture」は、ライブのイントロとしてよく演奏されてました。
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Vespertine 1位、Pagan Poetry 2位、Hidden Place 3位、Generous Palmstroke |
1位の「Pagan Poetry」は、ビョークの代表曲なので順当です。B面曲の「Generous Palmstroke」が、大健闘して3位に入ってます。アルバムに収録されてない曲でトップ3入りしたのは、全アルバムでもこの曲だけです。
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Medúlla 1位、Pleasure Is All Mine 2位、Mouth's Cradle 3位、Desired Constellation |
個人的に最も意外な結果がこれで、「Who Is It」も「Oceania」も入らない大番狂せです。ちなみに、「Medúlla」にはgibberish(適当歌詞)の曲が4つありますが、ライブで歌われた回数は0です。(そりゃそうだ)
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Volta 1位、Declare Independence 2位、Wanderlust 3位、Earth Intruders |
1位の「Declare Independence」は、「Pluto」と同じく、ラストで盛り上がる曲として重宝されている印象です。3位の「Earth Intruders」は、「Volta」のライブで多用されましたが、アフリカンすぎるからか他のライブでは使われてません。
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Biophilia 1位、Mutual Core 2位、Cosmogony 3位、Thunderbolt、Crystalline |
特にツッコミどころもなく、妥当な結果だと思います。ノリが良い曲やバラードは、やはりライブでやりやすいのでしょう。
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Vulnicura 1位、Notget 2位、Quicksand 3位、Stonemilker、Lionsong |
1位の「Notget」がダントツで多く、2〜3位は僅差です。ちなみに、notgetという英単語は存在せず、ビョークによる造語です。「(愛が)得られない事(not get)」みたいな意味らしいです。
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Utopia 1位、The Gate、Courtship、 Tabula Rasa 2位、Blissing Me、Utopia、 Losss、Sue Me 3位、Arisen My Senses |
「Cornucopia」のセットリストのおかげで、同数によるランクインが多く、大混戦です。将来のライブによって歌われた回数が変化し、ランキングにもっと差が出ると思います。
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Fossora 1位、Atopos、Ovule 2位、Victimhood、Fossora 3位、Mycelia |
「Fossora」単独のライブツアーは行われなかったので、演奏回数自体がまだ少ないです。将来のライブ次第でランキングも変わってくるでしょう。
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