関連作品

ビョークの関連作品のまとめ。「Selmasongs」(セルマソングズ)などのサウンドトラック、ベスト盤、ジャズ盤、バンド活動、ライブ盤、リミックス盤、映像作品、関連曲、B面曲、客演曲。

サウンドトラック

ビョークのサントラ「Selmasongs」(セルマソングズ)
(セルマソングズ)
(ダンサー・イン・ザ・ダーク)
2000年に、ビョークが主演(役名はセルマ)で音楽も手がけたミュージカル映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(Dancer in the Dark)が公開されました。カンヌ映画祭で、主演女優賞と最高賞のパルム・ドールを受賞しています。デンマーク出身で鬼畜な映画を得意とするラース・フォン・トリアー監督(Lars von Trier)なので、愉快な内容ではありません。移民女性の悲惨な顛末を描き、鬱映画ランキングの常連です。「セルマの歌」という意味のサントラ「Selmasongs」も発売され、工場や汽車など、物音を取り入れた曲が特徴的です。
映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の「My Favourite Things」のビョーク(セルマ)
New World (ニュー・ワールド)
このサントラで一番オススメの曲は、「New World」です。オープニングの「Overture」をベースにしていて、高揚感があり、希望が感じられます。ちなみに、劇中にある「My Favourite Things」と「Next to Last Song」は、悲しすぎる曲という理由で、サントラには未収録です。また、「Scatterheart」は、歌詞が変更されています。
I've Seen It All (アイブ・シーン・イット・オール)
この映画の代表曲は、「I've Seen It All」です。イギリス人バンドのレディオヘッド(Radiohead)のトム・ヨーク(Thom Yorke)とのデュエット曲です。2001年開催のアカデミー賞の歌曲賞にノミネートされました。ビョークは「Vespertine」の白鳥ドレスでアカデミー賞会場に登場し、レッドカーペットで卵を産むパフォーマンスも披露して、良くも悪くも話題になりました。「Vespertine」のプロモーションも兼ねていたのでしょう。
映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の「Scatterheart」のビョーク(セルマ)
1Overture--
2Cvalda--
3I've Seen It All--
4Scatterheart--
5In the Musicals--
6107 Steps--
7New World--

サウンドトラック

ビョークのサントラ「Drawing Restraint 9」(ドローイング・レストレイント9)
(ドローイング・レストレイント9)
2005年に、ビョークの夫の芸術家マシュー・バーニーが、映画「拘束のドローイング9」(Drawing Restraint 9)を作りました。夫婦2人で出演し、日本の捕鯨船に乗った外国人男女の役です。ビョークによるサントラは発売されてますが、肝心の本編が未発売です。YouTubeでtrailer(予告編)を探すと、少し映像を観ることができます。アートと日本的光景が融合して、シュールな描写の連続です。ビョークの和式花嫁姿もあります。音楽的には、和風曲もあり、雅楽の笙の宮田まゆみや、能楽師の野村四郎が参加してます。ジャケット写真のおっさんは、映画に登場するキャラで、ワセリンの精(petrolatum spirit)だそうです。なるほど、わからん。
映画「拘束のドローイング9」のビョーク(ピンク衣装)
Storm (ストーム)
このサントラの曲は、アバンギャルドすぎて個人的についていけないので、予告編でも使われ、恐らく代表曲であろう「Storm」をオススメしておきます。この曲は、ビョークの過去の未発売曲「Nameless」が元ネタになっています。ちなみに、「Hunter Vessel」は、「Volta」の「Vertebræ by Vertebræ」の元ネタになっています。
Ambergris March (アンバーグリス・マーチ)
今作で聴きやすい曲を挙げるとすると、「Ambergris March」です。「竜涎香」(鯨から採れる香料)+「行進曲」という意味で、軽快さがあるインスト曲です。その他では、アメリカ人歌手のウィル・オールダム(Will Oldham)が歌う「Gratitude」も聴きやすいでしょう。ちなみに、今作でビョークが歌う曲は、「Bath」、「Storm」、「Cetacea」の3曲のみです。
映画「拘束のドローイング9」のビョーク(花嫁衣装)
1Gratitude--
2Pearl--
3Ambergris March--
4Bath--
5Hunter Vessel--
6Shimenawa--
7Vessel Shimenawa--
8Storm--
9Holographic Entrypoint--
10Cetacea--
11Antarctic Return--

ベスト・アルバム

ビョークのベスト盤「Greatest Hits」(グレイテスト・ヒッツ)
(グレイテスト・ヒッツ)
2002年に発売されたベスト盤です。「Debut」から「Vespertine」までの中から、ファン投票で選ばれた曲を、人気順に並べています。代表曲がきっちり収められているので、ビョーク初心者にもオススメの内容です。ちなみに、「All Is Full of Love」と「Big Time Sensuality」は、MVのと同じバージョンです。ジャケットやブックレットの可愛らしい&不気味なイラストは、アイスランドの芸術家ガブリエラ・フリドリクスドッティル(Gabríela Friðriksdóttir)が描きました。彼女は、「Medúlla」の「Where Is the Line」のMVも監督しています。
It's in Our Hands (イッツ・イン・アワ・ハンズ)
このアルバムで一番オススメの曲は、「It's in Our Hands」です。唯一のオリジナル曲で、「Vespertine」系の作りです。地味に複雑な展開で、緩急があるところが良いです。シングルカットされて、MVも作られています。映像は、暗視カメラの中、大きな生き物がチラチラ映り込んでいます。
ビョークの「It's in Our Hands」のMV
1All Is Full of Love--
2Hyperballad--
3Human Behaviour--
4Jóga--
5Bachelorette--
6Army of Me--
7Pagan Poetry--
8Big Time Sensuality--
9Venus as a Boy--
10Hunter--
11Hidden Place--
12Isobel--
13Possibly Maybe--
14Play Dead--
15It's in Our HandsSMV

ジャズ・アルバム

ビョークのジャズ盤「Gling-Gló」(グリン・グロ)
(グリン・グロ)
1990年に発売されたジャズ盤です。ビョークと、アイスランドの男性3人組ジャズバンド(Tríó Guðmundar Ingólfssonar)が組んで、アルバムを製作しました。軽快でテンポが良い曲から、バラードみたいに穏やかな曲まで、色々あります。最後の2曲以外は、全てアイスランド語になっています。ビョークのボーカルが活かされていて、地味に人気がある作品です。ビョークのジャズを聴いてみたい人にオススメします。
Gling Gló (グリン・グロ)
このアルバムで一番オススメの曲は、「Gling Gló」です。タイトルは、鐘の音の擬音語です。童謡みたいに明るい曲になっています。ちなみに、下の写真の男性3人がバンドメンバーで、担当は左から、ドラム、コントラバス、ピアノです。ビョークの父親(または祖父・叔父など)がこのバンドのメンバーという情報が存在しますが、嘘八百のガセネタです。父親は離婚していて、電気関係の仕事をしています。メンバーの中に父と名前が同じな人が2人いるため、誤解が発生したのでしょう。
「Gling-Gló」のビョークと3人組ジャズバンド
1Gling Gló--
2Luktar-Gvendur--
3Kata Rokkar--
4Pabbi Minn--
5Brestir Og Brak--
6Ástartöfrar--
7Bella Símamær--
8Litli Tónlistarmaðurinn--
9Það Sést Ekki Sætari Mey--
10Bílavísur--
11Tondeleyo--
12Ég Veit Ei Hvað Skal Segja--
13Í Dansi Með Þér--
14Börnin Við Tjörnina--
15Ruby Baby--
16I Can't Help Loving That Man--

アルバム

ビョークのアルバム「Björk」(ビョーク)
(ビョーク)
1977年に発売されました。ビョークが11歳の時に製作しています(発売時は12歳)。ビョークが歌った「I Love to Love」という曲がラジオ放送されて話題になり、アルバム製作のきっかけになったそうです。本名のビョーク・グズムンズドッティル(Björk Guðmundsdóttir)名義で発売され、国内でヒットしました。ジャケット写真は、母によるデザインです。今作は全てアイスランド語で、歌はビョークですが、作詞作曲はプロデューサーがやっています。スティーヴィー・ワンダーやビートルズなどのカバー曲も収録されていて、No.2、3、8、10です。その後、2作目のオファーもありましたが、自分の曲を作りたいからとお断りしたそうです。
Jóhannes Kjarval (ヨハネス・キャルヴァル)
このアルバムで一番オススメの曲は、「Jóhannes Kjarval」です。今作で唯一のビョーク作曲で、歌無しのインスト曲です。哀愁が漂い、子供ながらにビョークの才能を感じさせます。タイトルは、アイスランドの男性画家の名前で、彼をイメージした曲なのでしょう。その他では、「Arabadrengurinn」もオススメです。「アラブの少年」という意味で、エキゾチックなイントロで始まり、ノリが良いです。
「Björk」の少女時代のビョーク
1Arabadrengurinn--
2Búkolla--
3Alta Mira--
4Jóhannes Kjarval--
5Fúsi Hreindýr--
6Himnaför--
7Óliver--
8Álfur Út Úr Hól--
9Músastiginn--
10Bænin--

バンド

タッピ・ティカラスのアルバム「Bitið Fast Í Vitið」タッピ・ティカラスのアルバム「Miranda」
ククルのアルバム「The Eye」ククルのアルバム「Holidays in Europe」
シュガーキューブスのアルバム「Life's Too Good」シュガーキューブスのアルバム「Here Today, Tomorrow Next Week!」
シュガーキューブスのアルバム「Stick Around for Joy」シュガーキューブスのベスト盤「The Great Crossover Potential」
バンド
「Björk」から「Debut」までの間、ビョークはアイスランドでバンド活動をしています。その変遷を紹介。
スピット・アンド・スノット(Spit and Snot)、
エクソダス(Exodus)
1979〜1980年。学生時代のアマチュア・バンド。前者は女子だけのバンド、後者は男子と組んだバンドです。
タッピ・ティカラス(Tappi Tíkarrass)
1981〜1983年。女1+男4のパンク・バンド。2枚のオリジナル・アルバムを発売。1stのタイトルの意味は、bite hard in your mindだそうです。
・「Bitið Fast Í Vitið」(1982年)
・「Miranda」(1983年)
ククル(Kukl)
1983〜1986年。女1+男5のパンク・バンド。パンク・レーベルのクラス(Crass)と契約。2枚のオリジナル・アルバムを発売。
・「The Eye」(1984年)
・「Holidays in Europe」(1986年)
シュガーキューブス(The Sugarcubes)(Sykurmolarnir)
1986〜1992年。女2(初期は1)+男4のオルタナ・バンド。3枚のオリジナル・アルバムを発売。
・「Life's Too Good」(1988年)
・「Here Today, Tomorrow Next Week!」(1989年)
・「Stick Around for Joy」(1992年)
・「It's-It」(1992年)(リミックス盤)
・「The Great Crossover Potential」(1998年)(ベスト盤)
Birthday (バースデイ)
シュガーキューブスで一番オススメの曲は、「Birthday」です。ファースト・シングルで、この曲のヒットで有名になりました。MVは、アイスランド語版と英語版の2種類があります。その他では、「Hit」もヒットした曲なのでオススメです。ちなみに、下の写真のビョークの右にいる赤シャツのソー・エルドン(Þór Eldon)は、当時のビョークの夫です。息子のシンドリ・エルドンが生まれた後、離婚しています。写真の一番左にいるアイナー(Einar)は、ビョークと共にボーカルをやっています。下記のリストは、シュガーキューブスのMV一覧(アルバム収録順)です。
ビョークが所属していたバンドのシュガーキューブス(The Sugarcubes)
-Luftguitar-MV(Johnny Triumphと共演)
-MotorcrashSMV
-BirthdaySMV(Ice)MV(Eng)
-ColdsweatSMV
-DeusSMV
-Tidal Wave-MV
-ReginaSMV
-Eat the Menu-MV
-PlanetSMV
-HitSMV
-WalkaboutSMV
-VitaminSMV

ライブ、リミックス、映像

ビョークのライブ盤「Debut Live」(デビュー・ライブ)ビョークのライブ盤「Post Live」(ポスト・ライブ)
ビョークのライブ盤「Homogenic Live」(ホモジェニック・ライブ)ビョークのライブ盤「Vespertine Live」(ヴェスパタイン・ライブ)
ライブ、リミックス、映像
ライブ盤、リミックス盤、映像作品などの一覧です。分かりやすいように、オリジナル・アルバム順に分けてあります。ビョークの特徴として、リミックス作品が多い点が挙げられます。ビョーク曰く、リミックスは、自分の曲を他アーティストに自由に再解釈してもらうのが楽しく、また、他アーティストを音楽的に理解するのにも良い方法だそうです。
● Debut 関連
ライブ盤Debut Live
ライブ映像Vessel
リミックス盤Debut Remix Series (4種類あります)
リミックス盤The Best Mixes from the Album-Debut for All the People
Who Don't Buy White-Labels
(タイトルが異様に長いです)
● Post 関連
ライブ盤Post Live
ライブ映像Live at Shepherds Bush Empire
リミックス盤Enjoy / Possibly Maybe Remix Series (2種類あります)
リミックス盤Post Remix Series (5種類あります)
リミックス盤Army of Me: Remixes and Covers (インド洋大津波のためのチャリティー盤)
リミックス盤Telegram
● Homegenic 関連
ライブ盤Homogenic Live
ライブ映像Live in Cambridge
テレビ映像Later (TV番組のライブ)
テレビ映像MTV Unplugged / Live (MTVのDebutとHomogenicのライブ)
リミックス盤Alarm Call Remix Series (6種類あります)
MV集Volumen (DebutからHomogenicのBacheloretteまでのMV)
● Vespertine 関連
ライブ盤Vespertine Live
ライブ映像Live at Royal Opera House
ドキュメンタリーMinuscule
MV集Volumen Plus (HomogenicのAlarm CallからVespertineまでのMV)
● Greatest Hits 関連
ボックスセットFamily Tree (Vespertineまでからビョークが選曲したベスト盤セット)
ボックスセットLive Box (DebutからVespertineまでのライブ盤セット)
ボックスセットThe Live Archive (DebutからVespertineまでのライブ映像セット)
ボックスセットThe Television Archive (DebutからMedúllaまでのテレビ映像セット)
ドキュメンタリーInside Björk
MV集Volumen 1993–2003 (VolumenとVolumen Plusのセット)
● Medúlla 関連
MV集The Medúlla Videos
メイキング映像The Inner or Deep Part of an Animal or Plant Structure
● Drawing Restraint 9 関連
ボックスセットSurrounded (DebutからDR9までをサラウンド化。MedúllaまでのMV集付き)
● Volta 関連
ライブ盤Voltaïc (読み方はヴォルタイックで、ライブ盤を中心にしたセット)
ライブ映像The Volta Tour (Voltaïcに含まれます)
リミックス盤The Volta Mixes (Voltaïcに含まれます)
MV集The Volta Videos (Voltaïcに含まれます)
メイキング映像Volta Podcast (プロモーション用に配信された動画)
● Biophilia 関連
ライブ盤Biophilia Live
ライブ映像Biophilia Live (ライブ盤とセットです)
テレビ映像Later 1995–2011 (TV番組のVoltaとBiophiliaのライブ)
リミックス盤The Crystalline Series (4種類あります)
リミックス盤Biophilia Remix Series (8種類あります)
リミックス盤Bastards
ドキュメンタリーWhen Björk Met Attenborough (学者のアッテンボローとの対話)
● Vulnicura 関連
ライブ盤Vulnicura Live
リミックス盤Vulnicura Remix Series (3種類あります)
リミックス盤Vulnicura Strings (弦楽器のみ)
MV集Vulnicura VR
● Utopia 関連
リミックス盤Bird Call Boxsetに含まれます
MV集Bird Call Boxsetに含まれます
● Fossora 関連
リミックス盤The Fossora Remixes

関連曲

マドンナのシングル「Bedtime Story」(ベッドタイム・ストーリー)ビョークのシングル「Náttúra」(ナトゥーラ)
ビョークのシングル「The Comet Song」(ザ・コメット・ソング)ビョークのシングル「Oral」(オーラル)
関連曲
ビョークが作った関連曲を、まとめて紹介します。他アーティストへの提供曲、映画のサントラ用の曲、タイトル変更曲、未発売曲、チャリティーソング、コラボ曲などです。シングルになっているものもあれば、知名度が低すぎてほどんど知られてないマイナーなものもあります。
Bedtime Story  1994年発売のマドンナのアルバム「Bedtime Stories」に収録され、シングルにもなりました。ビョークが提供した曲です。MVは美しい映像で、ビョークに負けず劣らずのシュールさを発揮しているのでオススメです。
Nu Flyver Anton  1996年公開のデンマーク映画「Anton」の主題歌。歌詞はデンマーク語です。サントラは、プロモ用が存在しますが、一般には未発売です。
Nature Is Ancient  1997年発売のシングル「Bachelorette」に収録された「My Snare」は、のちにタイトルが「Nature Is Ancient」に変更されました。「Family Tree」に収録され、MVも作られています。
Amphibian  1999年公開のスパイク・ジョーンズ監督の映画「マルコヴィッチの穴」(Being John Malkovich)のエンディング曲。サントラや、シングル「Cocoon」に収録されています。
Space Ghost(仮題)  2001年に、ビョークとトム・ヨークがアニメトーク番組「Space Ghost Coast to Coast」に出演し、ビョークによるアイスランド語の曲も流れました。正式なタイトルが無く、未発売です。
Nameless  2003年開催の「Greatest Hits」ツアーで披露された曲。MVも作られています。未発売の曲でしたが、のちに「Drawing Restraint 9」の「Storm」になりました。
Synchronicity  2004年公開の「Hot Chocolate」(スパイク・ジョーンズ監督のスケートボード映像シリーズの1つ)のために作られた曲。中盤の、複数人でシンクロして滑ってるシーンで流れます。未発売のレア曲です。
Með Mann Á Bakinu  2004年公開の短編映画「Með Mann Á Bakinu」(アイスランドの作品で、英題は「The Man on the Back」)の主題曲。このマイナー企画になぜビョークが関わったかが謎です。未発売のインスト曲です。
North  2005年開催の芸術家ガブリエラ・フリドリクスドッティルの展覧会で出版された「Tetralógia」に収録。「Medúlla」のメイキング映像に登場する未発売曲「The Ice Song」が元ネタです。「Drawing Restraint 9」の未収録曲の「Haf」、「Host」、「Repose」もほぼ同じ曲です。
Softly  2008年開催の国際博覧会(場所はスペインのサラゴサ)のコンサートで披露された曲。1度しか歌われておらず、未発売なので、かなりレアです。
Náttúra  2008年発売のチャリティーソング。売上がアイスランドの環境保護基金に寄付されます。タイトルは、そのまんま「自然」(Nature)です。歌詞はアイスランド語で、嵐のようなラウドさがあります。トム・ヨーク共演と表記されてますが、少し声を提供しただけで、そんなに関わってないそうです。日本版「Biophilia」にボーナス・トラックとして収録されています。
Trance  2010年に、ビョークの衣装を何度か製作している有名デザイナーのアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)が亡くなりました。ビョークは、「Volta」の未発売曲「Trance」のMVを製作し、彼に捧げました。
The Comet Song  2010年公開のパペット・アニメ映画「ムーミン谷の彗星」(Moomins and the Comet Chase)の主題歌。チャリティーソングになり、売上はパキスタン大洪水の被災者のために寄付されました。MVは、ムーミンやスナフキン、ニョロニョロなどが登場します。日本版「Biophilia」にボーナス・トラックとして収録されています。
Afterwards  2020年発売のアルカのアルバム「KiCk i」に収録。ビョークと共同プロデュースで、前半をビョーク、後半をアルカが歌っています。「Utopia」系の作りです。歌詞は、スペインの詩人アントニオ・マチャード(Antonio Machado)の詩です。
Oral  2023年発売のチャリティーソング。売上がアイスランドの鮭養殖反対運動に寄付されます。スペインの女性歌手のロザリア(Rosalía)とのコラボ曲です。ポップすぎるからと没になっていた曲(90年代終盤に製作)が復活しました。MVは、AIが使用され、激しい格闘シーン(大きい敵と闘うための訓練)を拝めます。
ビョークの「Nature Is Ancient」のMV
-Bedtime StorySMV
-Nu Flyver Anton--
-Nature Is Ancient-MV
-Amphibian--
-Space Ghost--
-Nameless-MV
-Synchronicity--
-Með Mann Á Bakinu--
-North--
-Softly--
-NáttúraS-
-Trance-MV
-The Comet SongSMV
-Afterwards--
-OralSMV

B面曲

ビョークのシングル「Big Time Sensuality」(ビッグ・タイム・センシュアリティ)ビョークのシングル「Army of Me」(アーミー・オブ・ミー)
ビョークのシングル「Bachelorette」(バチェロレット)ビョークのシングル「Hidden Place」(ヒドゥン・プレイス)
B面曲
ビョークのB面曲を、まとめて紹介します。いわゆるC/W(カップリング・ウィズ)曲で、「Debut」から「Vespertine」までのシングルには、おまけの曲がよく収録されてました。アルバムに入らなかったようなマイナーな曲ばかりですが、興味があったら探して聴いてみて下さい。ちなみに、「Debut」から「Medúlla」までのシングルは、ジャケット違い&収録曲違いで、2〜3パターンが同時発売されるのが通例です。
【曲名】【収録】
Atlantic「Human Behaviour」(カセット)、「Debut」(日本版)。
Stígðu Mig「Venus as a Boy」(CD2)。
I Remember You「Venus as a Boy」(CD2)。
Síðasta Ég「Big Time Sensuality」(CD1)。
Glóra「Big Time Sensuality」(CD1)。
Sweet Intuition「Army of Me」(CD1)。
Sweet Sweet Intuition「It’s Oh So Quiet」(CD1)。
My Spine「It’s Oh So Quiet」(CD2)、「Telegram」。
Charlene「Isobel」(CD1)。
I Go Humble「Isobel」(CD1)、「Post」(日本版)。
Vísur Vatnsenda-Rósu「Possibly Maybe」(CD3)。
Karvel「I Miss You」(CD1)。
Sod Off「Jóga」(CD2)、「Homogenic」(日本版)。
So Broken「Jóga」(CD2)、「Homogenic」(日本版)。
My Snare「Bachelorette」(CD1)、「Homogenic」(日本版)。
Scary「Bachelorette」(CD1)。
Generous Palmstroke「Hidden Place」(CD1)、「Vespertine」(日本版)。
Verandi「Hidden Place」(CD1)。
Mother Heroic「Hidden Place」(CD2)。
Foot Soldier「Hidden Place」(CD2)。
Amphibian 「Cocoon」(CD2)。
Domestica「Pagan Poetry」(CD2)。
Batabid「Pagan Poetry」(CD2)。
Komið「Medúlla」(日本版)。
Petrolatum「Surrounded」の「Drawing Restraint 9」。
Oskasteinn「Biophilia Live」。
Bat Sounds「Biophilia Live」。
Arpeggio「Utopia」のBird Call Boxset。

客演曲

808ステイトのアルバム「Ex:el」(エクセル)プラッドのアルバム「Not for Threes」(ノット・フォー・スリーズ)
ダーティー・プロジェクターズのアルバム「Mount Wittenberg Orca」(マウント・ウィッテンベルク・オルカ)シャイガールのアルバム「Nymph_o」(ニンフ・オー)
客演曲
ビョークがゲストアーティストとして参加した曲を、まとめて紹介します。いわゆるフィーチャリング曲です。他の歌手の曲を歌ったカバー曲やリミックス曲も含まれます。かなりマニアックなので、ビョーク研究に取り組みたい人向けの内容です。ちなみに、客演曲とはタイプが違うので参考までに紹介しますが、様々なアーティストがビョークをカバーしたトリビュート盤は、「Enjoyed」(2008年)と「Björk in Jazz」(2022年)があります。
【曲名】【収録】
Afi1983年、Bjartmar Guðlaugssonの「Örugglega」。
Untitled(2曲目)1986年、コンピ・カセット「Lystisnekkjan Gloría」。
(Djúp Fyrir Mig、Lungu、Lifað Í Vatni、Sálmur 323という詩の朗読)
Jólakötturinn1987年、コンピ盤「Hvít Er Borg Og Bær」。
Reykjavíkunætur,
Ástarsagaなど12曲
1987年、Megasの「Loftmynd」。妹のインガ(Inga)も参加。
(ReykjavíkunæturはMVがあり、ビョークとインガも出演しています)
Drukknuð Börn,
Tæblusなど9曲
1988年、Megasの「Höfuðlausnir」。
Styrjaldarminni,
Hafmeyjarblúsなど9曲
1990年、Megasの「Hættuleg Hljómsveit & Glæpakvendið Stella」。
(シュガーキューブスとして参加しています)
Worlds Collapse,
Yonder
1990年、Gumsの「Bless」。
Qmart,
Ooops
1991年、808 Stateの「Ex:el」。
(OoopsはMVがあり、ビョークも出演しています)
Falling1991年、Current 93 & HÖHの「Island」。
Ó Borg Mín Borg,
Takk
1992年、サントラ「Sódóma Reykjavík」。
(マイナーなアイスランド映画で、英題は「Remote Control」です)
Um Akkeri1994年、コンピ盤「Smekkleysa Í Hálfa Öld」。
(セルフカバーで、「The Anchor Song」のアイスランド語版です)
Vísur Vatnsenda-Rósu1994年、Hector Zazouの「Songs from the Cold Seas」。
(ビョークの「Possibly Maybe」にも収録)
Jólasveinar1995年、コンピ・カセット「How the __ Stole Christmas」。
Keep Your Mouth Shut,
Yoga
1996年、Trickyの「Nearly God」。
Travessia1996年、コンピ盤「Red Hot + Rio」。
(Milton Nascimentoの曲のカバー。カットされて未収録です)
Stressed Out (remix)1996年、A Tribe Called Questの「Stressed Out」。
(ビョーク・リミックスのプロモ用カセットに収録で、未発売です)
Lilith1997年、Plaidの「Not for Threes」。
Short Term Affair1997年、Tony Ferrinoの「Phenomenon」。
You Only Live Twice1997年、David Arnoldの「Shaken and Stirred」。
(ボンド映画の曲のカバー。カットされて未収録です)
Gloomy Sunday1998年、コンピ盤「Stormy Weather」。
(AT&T主催のライブのCD。顧客に配布されたのみで、未発売です)
My Spine,
Oxygen
1998年、Evelyn Glennieの「Her Greatest Hits」。
(My Spineはビョークの「It’s Oh So Quiet」、「Telegram」にも収録)
Prayer of the Heart2004年、John Tavenerの「A Portrait」。
Roses and Teeth for
Ludwig Wittgenstein
2006年、Matmosの「The Rose Has Teeth in the Mouth of a Beast」。
The Boho Dance2007年、コンピ盤「A Tribute to Joni Mitchell」。
Surrender2010年、Ólöf Arnaldsの「Innundir Skinni」。
Flétta2010年、Antony and the Johnsonsの「Swanlights」。
On and Ever Onward,
Sharing Orb,
All We Are
2010年、Dirty Projectorsの「Mount Wittenberg Orca」。
Gotham Lullaby2012年、コンピ盤「Monk Mix」。
(Meredith Monkの曲のカバー)
Billy Not Really,
Big Dipperなど8曲
2015年、Death Gripsの「Niggas on the Moon」。
(ビョークから提供された声をサンプリングしてます)
This Country Makes
It Hard to Fuck
2019年、Fever Ray & Björkの「Country Creatures」。
(「Plunge」に収録の「This Country」のビョーク・リミックス)
Woe (I See It from
Your Side)
2023年、Shygirlの「Nymph_o」。
(「Nymph」に収録の「Woe」のビョーク・リミックス)
Borealis2024年、Jlinの「Akoma」。
(ビョークは歌ではなく作曲に参加しています)
ビョークのススメ > 関連作品