trfの第5期

「Where to begin」から「TRy the Future」まで、trf再始動期です。アップテンポなダンス曲を連発していて、非常にパワフルです。結成20周年では小室哲哉とのタッグが復活し、ミニアルバムも出ました。

シングル

trfのシングル「Where to begin」

Where to begin

(ウェアー・トゥ・ビギン)

2006年1月発売。数年ぶりにtrfが再始動し、その記念すべき1発目となる曲です。かなりハイテンポでノリノリな曲になっており、ダンスミュージックのtrfの面目躍如です。ライブでの出番が多い、代表曲の1つになりました。MVは、どこか外国の街中で、みんなでストリートダンスという感じでかっこいいです。話は逸れますが、第5期は、2つの発売パターン(CDのみ、CD+DVD)があり、ジャケットが違うのが通例です。このページでは、CD+DVDの方のジャケットで統一しています。
trfのシングル「Silence whispers」

Silence whispers

(サイレンス・ウィスパーズ)

2006年8月発売。前作に続き、今作もかなりのアップテンポで攻めたダンスナンバーです。ユーロビートみたいな感じでスピード感があり、ノンストップで疾走するような勢いがあります。この曲は、アニメ「ブラックジャック21」のエンディングテーマになりました。MVは、5人それぞれのパートに分けて、編集で巧く組み合わされています。
trfのシングル「We are all BLOOMIN'」

We are all BLOOMIN'

(ウィ・アー・オール・ブルーミン)

2006年11月発売。復帰3枚目でも、手を緩めること無くアップテンポでダンサブルです。この勢いは、第1期のハードテクノ3連打を彷彿とさせ、個人的にはかなり評価高いです。作曲は、久しぶりの小室哲哉です。曲中のKOOの特徴的な細切れラップが、良いアクセントになってます。MVは、オーディション風景ですが、出てくるダンサー達が凄いです。審査員側の5人の格好も面白く、必見のMVです。B面曲として「My Revolution」(渡辺美里の曲のカバー)があり、アルバムには未収録です。
trfのシングル「iNOVATiON」

iNOVATiON

(イノベーション)

2007年10月発売。アフリカ系の「He Lives in You」とはまた違った、中東風のエスニックな趣きがあるダンスナンバーです。trfは曲毎に趣向を変えて色々なダンスミュージックをやってきましたが、この曲も個性があって良いです。MVは、中東のドバイで撮影され、砂漠や海や街や都市を背景に、美しい映像になっています。B面曲として「one love」があり、アルバム「GRAVITY」にも収録されています。
trfのシングル「Live Your Days」

Live Your Days

(リブ・ユア・デイズ)

2008年4月発売。テンポとノリが軽快で、明るいダンスナンバーです。ウォウウォウウォ〜のところが、そこはかとなく「survival dAnce」を彷彿とさせます。MVは、メンバー達が、東京→大阪→福岡と移動していく様子を撮影した映像です。「survival dAnce」のホームビデオのノリに近い感じがあり、微笑ましい雰囲気が楽しいです。B面曲として「Paradise of Labyrinth」があり、アルバムには未収録です。
trfのシングル「Memorial Snow」

Memorial Snow

(メモリアル・スノー)

2009年1月発売。「寒い夜だから…」へのアンサーソングだそうです。テンポの良さもありつつ、バラード感もあります。trfはウィンターソングがなにげに多いですが、これもその代表曲の1つになります。MVは、雪が舞う中で、しっとりとしたYU-KIの歌、KOOのDJとラップ、ダンサー陣のかっこいいダンスがあり、バランスが良い感じです。B面曲として「CLOUSURE」があり、アルバム「GRAVITY」にも収録されています。
trfのシングル「TRy the Future」

TRy the Future

(トライ・ザ・フューチャー)

2024年3月発売。trfのデビュー30周年記念セット「past and the future」が発売され、それと同時に配信シングル「TRy the Future」も出ました。緩急が大きい、ユニークな曲調です。MVは、記念ライブでの初公開時の映像が使われています。ちなみに、25周年(2018年)の時には、シングル認定されませんでしたが、access(アクセス)の浅倉大介プロデュースの曲「LET ME GO MY WAY」が配信されています。
B.O.Cのシングル「NARIYAMA NIGHT」

NARIYAMA NIGHT

(ナリヤマ・ナイト)

2024年8月発売。trfではなく、KOOとSAMのラップ系ユニット「B.O.C」の配信シングルです。グループ名の由来は、デビュー頃に海外の飛行機でよく聞かれた「Beef or Chicken?」の略だそうです。小室哲哉が作曲し、呂布カルマなども参加しています。ヒップホップな感じで、KOOだけじゃなくてSAMもしっかり歌っています。

アルバム

trfのアルバム「Lif-e-Motions」

Lif-e-Motions

(ライフ・エ・モーションズ)

2006年2月発売。「Where to begin」が含まれたアルバム。CD2枚組(又は、DVDが付いた3枚組)で、1枚目がオリジナル盤、2枚目がトリビュート盤(他アーティストによるカバー)になっています。トリビュート盤には、T.M.Revolutionの「Silver and Gold dance」、AAAの「CRAZY GONNA CRAZY」、工藤夕貴の「masquerade」などが収録され、面白い企画です。DVDは、特典映像的な内容です。オリジナル盤からは、「Life signs again」のMVが作られています。映像は、岡本綾が主演の里帰り風ドラマ(trfの出演は無し)です。この曲は、HIDE(Dt.というグループの男性メンバー)が参加し、ヒップホップ風味が加わっています。アルバム自体は、ノリノリなEDMなど、色々あってバラエティ豊かな印象です。上記以外で、このアルバムでオススメの曲は、「One Nation」です。YU-KIの声の伸びと曲が融合したトランスです。この曲には英語版の元ネタがあり、zento(ゼント、漢字では禅人)の「extacy of nature」です。zentoとは、小室哲哉プロデュースで、trfとBALANCe(バランス、女性3人グループ)が組んだ、トランスイベント用のユニットです。2001年頃に、クラブで活動しました。zentoの曲は、もう1つ「Final Destination」もありますが、2曲とも一般には未発売です。
trfのアルバム「GRAVITY」

GRAVITY

(グラビティ)

2009年2月発売。「iNOVATiON」、「Live Your Days」、「Memorial Snow」が含まれたアルバム。アップビートな曲が多く、アゲアゲな印象です。このアルバムからは、「Uncontrollable」のMVが作られています。赤い壁が印象的な映像で、曲もダンスもかっこいいです。上記以外で、このアルバムでオススメの曲は、「light and any more」です。疾走感があり、交互にはさまれるKOOのラップも効いてます。ちなみに、この曲はアニメ「湾岸ミッドナイト」のオープニングテーマになりました。
trfのミニアルバム「WATCH THE MUSIC」

WATCH THE MUSIC

(ウォッチ・ザ・ミュージック)

2013年2月発売。小室哲哉プロデュースが復活し、グループ名も小文字になってます。「PUSH YOUR BACK」を代表曲にしたミニアルバムです。タイトルの「音楽を観る」は、ダンスも重要な要素のtrfにピッタリな表現だと思います。「PUSH YOUR BACK」はMVが2種類あり、通常版とダンサー版です。どちらもひたすらクールで、trf結成から20周年ですが、ダンスの凄さは相変わらずです。その他、「Because of U」のMVも作られています。内容は、収録風景、練習風景です。上記以外で、このアルバムでオススメの曲は、「ShowTime」です。アルバムのイントロになる曲で、トリッキーな展開が面白いです。
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