trfの第3期

1995年10月発売。ハードとソフトの中間ぐらいの曲調で聴きやすいです。冒頭に掴みでサビを持ってきたり、だんだん高音になってきたりで、trfお馴染みのパターンの安定感のある曲です。MVは、アメリカのファンキーなホームパーティみたいな感じで、trfの周囲にいる人たちも楽しそうです。アフロ率高め。

1995年12月発売。これまでにない曲調で、ヒップホップみたいな趣きもあります。なかなかの野心作で、色々なスタイルに挑戦する攻めの姿勢が素晴らしいです。ダンスが非常にかっこいいので、「聴く」だけじゃなくて「観る」のもオススメです。ちなみに、ベスト盤「COMPLETE SINGLE BEST」の収録版は、KOOのラップがカットされているので注意です。MVは、東京ドームでのライブ映像を編集したものです。B面曲として「teens」があり、アルバム「BRAND NEW TOMORROW」にも収録されています。

1996年3月発売。アップテンポでノリが良く、ソフトでポップな感じです。高い声の伸びやかな歌なので、ピースフルな雰囲気が出ています。MVは、愛と平和の歌だけに、ヒッピーみたいな感じです。衣装やセットなど、これまでにない雰囲気のカラフルな映像になっています。

1996年6月発売。この曲もかなり攻めています。音楽のジャンルで言うと、ジャングルが近いでしょうか。かなり特殊な構成というか、「もしかしてKOOのラップと、YU-KIのサビ（2種類のみ）でやってる？」という感じです。この曲もダンスがとてもかっこいいので、ライブ映像があったら見てみて下さい。MVは、東南アジア（タイ？）をYU-KIが車で一人旅という内容です。やたらと象の写真を撮ってますが、日本の動物園で撮ったらいかがでしょう。ちなみに、この曲から、グループ名が大文字になりました。

1996年7月発売。スローテンポでありながら、情熱的なパワーを秘めた熱い曲という感じです。ダンスも、アフリカの民族音楽みたいな特徴的な振り付けで、今までのtrfとは違ったダンスを見せています。この曲で残念なのは、MVが作られてないことです。かなり良い曲だと思うので、映像でも魅了してほしかったです。

1996年11月発売。ダークさを秘めたハードな雰囲気で、かっこいい曲です。KOOのラップに、CHIHARUとETSUが加わっているのが珍しいですが、とても良いと思います。第3期は、ダンサー陣が曲ごとにかっこいいダンスを作っていて、この曲のMVは、ダンスをしっかり見せているところが好印象です。

1996年12月発売。trfのシングルでは珍しく、穏やかなバラードです。ダンサーがいるダンスグループなので、しょっちゅうこういう曲はできないでしょうが、スローテンポで非常に美しい曲です。南国の海や風を感じさせます（発売されたのは冬の12月ですが）。JALのハワイ・キャンペーンのCMソングになりました。MVは、曲のイメージどおりの、海と砂浜の映像です。「LEGEND OF WIND」で、trfと小室哲哉のタッグは終わりとなりました。

1997年6月発売。trfではなく、YU-KIのソロ曲です。アニメ映画「エルマーの冒険」の主題歌で、YU-KIも声優として出演しています。小室哲哉プロデュースで、サビがかなり高音になっていて、7分超えの壮大な曲です。MVは、ややダークな、ファンタジー風味の映像になっています。ついでに紹介しますが、他にもYU-KIソロ曲があり、2006年3月発売の「NEXT LEVEL」（「仮面ライダーカブト」のオープニングテーマ）と、2006年11月発売の「シロイツキ。」（アニメ「妖逆門」のオープニングテーマ）です。

1995年12月発売。「BRAND NEW TOMORROW」、「Happening Here」が含まれたアルバム。曲調が全体的にミドルテンポ寄りで、ゴスペルみたいなコーラス隊が活躍しています。過去曲のリミックス版が4曲収録されていて、「Xmas dance wiz U」、「Siver and Gold dance」、「Winter Groove '96」、「HOT WINTER NIGHT」（「寒い夜だから…」）です。上記以外で、このアルバムでオススメの曲は、「teens」です。上質なバラードで、YU-KIが出演したCM（森永製菓のチョコ菓子）で使用されています。ちなみに、1996年発売のシングルを含んだオリジナル・アルバムは発売されませんでしたが、「SILENT NIGHT」をタイトルにしたアリーナツアーは開催されました。