ラーメン二郎の食べ方

このページは、「ラーメン二郎に行きたいけど、よく分からなくて不安」という初心者向けの解説コラムです。疑問を解消し、二郎系ラーメンにトライしてみましょう。

【目次】
  1. ラーメン二郎とは? (基本情報)
  2. 二郎のラーメンの構成 (量、麺、汁、具)
  3. コールによる調整 (ニンニク、ヤサイ、アブラ、カラメ)
  4. その他の注意点 (エチケット)
【まるか食品】

解説コラム

二郎系ラーメン

小ラーメンW豚入り(ラーメン二郎)
小ラーメンW豚入り(ラーメンタロー)
らーめん、チャーシュー(らーめん大)
特偽郎ラーメン(ポークヌードル内藤)
小ぶた(豚山)
豚増しラーメン(俺の生きる道)
海老ガッツ(えびくら)
肉そば(千)
まぜそば(醤油)(マゼル)
デカ豚らーめん(忍者)
【1】 ラーメン二郎とは?
ラーメン二郎は、東京の三田で創業し、大盛りラーメンを売りにして人気になり、行列ができる有名店です。店名は、次郎じゃなくて二郎です。安くて大盛りな所が長所です。暖簾分けで、東京を中心に店舗を増やしています。チェーン店のように画一的な展開ではないので、店舗によって量や価格が違ったりします。コールという独特なシステムがあり、ラーメンのカスタマイズができます。ラーメン二郎の大ヒットを受けて、二郎インスパイアなどと呼ばれる模倣店も色々と登場しました。二郎ファンはジロリアンとも呼ばれ、ラーメンの一つのジャンルになっています。このページでは、二郎とインスパイア店をひとまとめにして、二郎系という呼び方で統一します。

【2】 二郎のラーメンの構成
二郎のラーメンの特徴を述べると、下記のように非常にシンプルな構成です。
●量 → 「」(=大盛り)又は「」=(超大盛り)の2種類
●麺 → 太くて硬め
●汁 → 豚骨ダシの醤油系スープ背脂入り
●具 → 大きなチャーシューモヤシたくさん+キャベツ少々
(チャーシューは、食券購入時に「」や「W豚」を選択して、増量可能)
これで味がなんとなく想像できると思います。こってり&がっつりなラーメンです。二郎系はどこもだいたいこんな感じです。注意点としては、「小」でも量が多いという事です。一般店の大盛りレベルをイメージしましょう。大食いでない普通の初心者が注文する時は、小ラーメン(豚の増量無し)で充分です。
左側の写真3枚は、筆者が実際に行った二郎系のラーメンです。1枚目=「ラーメン二郎」(目黒店)の小ラーメンW豚入り+ニンニク、2枚目=「ラーメンタロー」の小ラーメンW豚入り+ニンニク、3枚目=「らーめん大」のらーめん+チャーシュー+ニンニク+ヤサイ多め、です。

【3】 コールによる調整
初心者が一番不安に感じるのは、「ニンニク・ヤサイ・アブラ・カラメ」という呪文のようなコールと呼ばれるシステムでしょう。簡単に言うとカスタマイズで、自分の好みに調整できます。コールは、だいたいラーメン提供時に聞かれるので、その時に言えばいいです。
ニンニク → 追加トッピングの刻みニンニクを入れるかどうかです。大匙1杯ぐらいたっぷり入ります。味にパンチが出るので、入れるのがオススメです。翌日までニオイと付き合う事になるので、ニンニクが苦手な人やニオイが付くと困る人は、ニンニク無しとコールしときましょう。
ヤサイ → 具の野菜を増量するかどうかです。「ヤサイ」→「ヤサイ・マシ」→「ヤサイ・マシマシ」などで段階的に増量できますが、とんでもない量になるので要注意です。大食いでない普通の人は、このコールは不要です。
アブラ → 背脂を増量するかどうかです。背脂はまろやかな感じが出る反面、ギトギト感も増していくので注意です。普通の人は、このコールは不要です。
カラメ → タレを追加して味を濃くするかどうかです。すでに味が濃いので、更に濃くする必要性は薄いです。卓上にすでにタレがある店舗もあるので、普通の人は、このコールは不要です。
結論としては、普通の初心者は、ニンニク入れるかどうかだけコールして、それ以外は不要です。その他の二郎系では、麺を減らす、野菜を減らすなどの、減量系コールができる所もあります。

【4】 その他の注意点
その他の初心者向け注意点を書くと、下記のようになります。
前の食事は抜いておく → 量が多いので、「昼に行くなら朝食を抜いておく」、「夜に行くなら昼食を抜いておく」としておくと安全です。
ティッシュやハンカチを用意しておく → 経費削減のためか、店によっては紙ナプキンみたいなものを一切置いてない所もあるので、鼻水・手脂対策として、ティッシュやハンカチは準備しておいた方が無難です。
ネタで注文しない → 「大食いチャレンジ」や「インスタ映え」などを狙って無茶な注文をするのはやめましょう。食べきれずに残す可能性が超高いですし、店の外で嘔吐するのも迷惑になります。
提供されたら食べる事に集中する → 「スマホいじりながら」、「友達とお喋りしながら」など、悠長な食べ方はせずに、一気に食べましょう。そっちの方が美味しいですし、お店の回転にも良いです。
食後はカウンターをふきんで拭く → 食べた後の食器類はカウンターの上に戻して、カウンターをふきんで拭いて、そして退席するのが慣習みたいになってます。立つ鳥跡を濁さずみたいな感じです。
以上で、解説は終わりです。二郎系は、量の多さと、コールが若干特殊な点を除けば、他のラーメン店と同じようなもんなので、気後れせずにチャレンジしてみましょう。予算は、現金1000円(心配性なら2000円)あれば大丈夫です。これであなたもジロリアン(?)です。
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